Web面接を行う為の事前準備やその注意点を解説‼
2024.6.27
目次
はじめに
新型コロナウイルスの蔓延をきっかけに、Web面接を採用活動に取り入れ出した企業も多いかと思います。そんな多くの企業が取り入れているであろうWeb面接には、必要な事前準備があったり、非対面式だからこその注意点があります。
そこで、今回本記事では、Web(オンライン)面接ってそもそも何?といった疑問にお答えしながら、必要な事前準備や行うに当たっての注意点をまとめて解説していきます。
Web面接とは?
まず初めに、Web(オンライン)面接とは、インターネットを活用して行われる非対面式の面接のことです。新型コロナウイルスの蔓延をきっかけに、リモートワークが普及し、現在では会議などもオンラインで行ったり「非対面」で業務を進めることが一般的になってきました。
業務のみならず、採用活動でも「オンライン」は活用されており、Web面接を取り入れている企業が増えてきています。
必要な事前準備
Web面接を行うにあたって、必要になってくる事前準備は以下のとおりです。
・通信環境の整備
・必要ツールの導入
・機材の準備
・当日の流れチェック
・候補者へWeb面接の案内メール送付
それでは、事前準備に関して1つずつ順番に見ていきましょう。
通信環境の整備
Web面接は通信環境にとても左右されやすい方法で行われる為、通信環境の整備が必要になってきます。通信環境の回線速度や安全性にまで気を配り、音声や映像が乱れないように、途中で面接が途切れてしまわないように気を付ける必要があります。
さらには、PCのスペックが低い場合にも、通信トラブルは起きやすいので、自身が使用しているPCのスペックを一度ご確認頂き、必要に応じて高スペックの新しいものにPCを変えることをおすすめします。
必要ツールの導入
Web面接を行うに当たって、ZoomやGoogle Meet、Skypeなどのツールを導入する必要があります。それぞれのツールによって機能やかかる費用も異なってきます。
例えばですが、面接の様子を後から他の担当者や社内の人間と共有したいのであれば、録画機能付きのツールを導入する必要がありますし、面接中に候補者へ資料の共有を行いたい場合は、画面共有機能付きのツールの導入が必要になってきます。
各ツールの特徴を調べた上で、自社でのWeb面接が行いやすいツールを選択しましょう。
機材の準備
Web面接はオンライン上でお互いの姿を見ながらコミュニケーションを取るので、カメラやマイクが必要になってきます。
最近では、カメラやマイクが内蔵されたPCが多いですが、Web面接を行うに当たって、周囲の音を遮断できるマイク付きイヤホンやヘッドセットなどを用意してもいいかもしれません。
通信トラブルを回避する為にも、Wi-FiやBluetoothなどの無線接続よりも、より安定している有線接続の機材を使用することもおすすめです。
当日の流れチェック
面接官が複数人同時に参加する場合には、面接官同士、同日の流れをチェックし合う必要があります。面接官それぞれの役割や流れ、候補者を評価する基準などについて改めて認識をすり合わせておくことで、当日スムーズなWeb面接を行うことが可能になります。
候補者へWeb面接の案内メール送付
Web面接の準備が整い、面接日程が決定したら、候補者にWeb面接の案内メールを送る必要があります。「面接日時」「面接時に使用するツール」「当日ログインするためのURLとパスワード」「(あれば)事前に準備が必要なもの」「緊急連絡先」などをお知らせします。
Web面接の注意点
Web面接を行う上で気を付けなければならない注意点を3つ紹介していきます。対面式での面接の感覚で行ってしまうと、お互いにやりづらさを感じてしまうと思います。しっかり注意点を理解した上で、Web面接に取り組みましょう。
カメラ目線
Web面接では、画面上の候補者ではなくカメラを見て話すことが望ましいです。面接中は、画面に映っている候補者の顔を見てしまいがちですが、それでは候補者からすると、「どこを見ているのだろう?」「全く目が合わないけど、しっかり聞いてくれているのかな?」と不安な気持ちになってしまいます。
候補者との円滑なコミュニケーションの為には、基本的にはカメラ目線で話すことを意識し、画面の姿は必要に応じて確認するようにしてください。
タイピング音や雑音
Web面接中は、PCのキーボードやマウス操作をあまりしない方がいいでしょう。候補者によっては、面接中に聞こえてくるタイピング音やクリック音に、圧迫感や緊張感を感じてしまう人もいます。
面接中には、キーボード操作などを行わなくていいように、しっかりと事前準備をしたり、面接中にどうしても残しておきたい事柄が出てきた場合には、紙にメモするなどといった工夫をしてあげることが大切です。
音声や画面の状況確認
前述の通り、Web面接は通信環境などの状況によっては、音声や映像に乱れが生じる場合があります。面接官側はスムーズに行えているつもりでも、候補者側は音声や映像が乱れている可能性もあります。そのため、適宜音声や画面の状況を候補者に確認しながら、面接を行う必要があります。
Web面接を成功させるためのコツ
オンライン上で行うWeb面接だからこその事前準備や、注意点があります。事前準備を抜かりなく行った上で、注意点をしっかり心掛け、そして成功させる為のポイントを意識することも大切です。
Web面接を成功させるためのコツとしては、下記4つのポイントがあります。
・面接開始前にログインし待機しておく
・候補者がリラックスできるような雰囲気作りを心掛ける
・リアクションは大きめに
・ゆっくり落ち着いたトーンで話すことを意識する
時間になっても面接官が入室してこないと、候補者はとても強い不安感を感じてしまいます。時間になったらすぐに始められるように、少し早めの入室を心掛けましょう。また、本音を少しでもヒアリングできるように、話しやすい雰囲気づくりは必須です。さらに、非対面式だからこそリアクションは大きく取っても、普通のリアクションとして伝わるくらいと思っておいた方が良いでしょう。そして、非対面式だからこそ、普段より話し方やスピード、トーンに気を遣うべきです。
まとめ
以上、本記事では、Web(オンライン)面接とはどういった面接方法なのか、そして必要な事前準備や行うにあたっての注意点は何なのか、成功させる為に意識すべきポイントまでを解説して参りました。
実際に、Web面接を採用活動に取り入れている企業がほとんどかとは思いますが、意外に解説してきたポイントを心得れていない可能性があります。
今一度、面接官と候補者にとって効果的なWeb面接となるように、本記事を参考に自社のWeb面接のあり方を見直してみて下さい。
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