Web面接の導入に必要なことは?事前準備や面接官が注意すべきポイントを紹介
2023.11.27
近年、Web面接(オンライン面接)が一般的となり、すでに導入している企業も増えてきました。
場所や時間にとらわれずに実施できるメリットがあるWeb面接ですが、導入方法が分からずに躊躇している担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、Web面接の導入に必要な事前準備と、Web面接時に面接官が注意すべきことをご紹介します。
目次
Web面接に必要な事前準備
Web面接を導入するには、適した場所の用意や機材の準備など、様々な事前準備が必要です。一つひとつ準備していきましょう。
場所を決める
安定したインターネット環境
Web面接で最も重要なのは、安定したインターネット環境です。
有線LANケーブルがある場所やWi-Fi環境ならルーターの近くなど、電波が強くインターネット接続が安定した場所を選びましょう。
契約する会社や通信環境にもよりますが、一般的にWi-Fiの平均速度は70Mbpsと言われており、Web面接の実施には20Mbps~50Mbpsくらいの速度があれば良いでしょう。
通信速度は、以下のサイトで簡単に調べることができます。
静かな個室
Web面接を行う際は、個室を使用することが好ましいです。部屋の窓やドアは閉め、できるだけ静かな状態にしましょう。
また、面接中に声をかけられることがないように、社員にもWeb面接中であることを伝えておくと良いでしょう。
機密情報が漏れない環境
面接時に会社の書類や社外秘情報が画面に映りこんでしまうと、情報漏洩につながります。意図せず書類などが映り込んでしまわないよう、Web面接はデスクよりも会議室を使用することがお勧めです。
機材を準備する
デバイス
PC、スマートフォン、タブレットいずれのデバイスでもWeb面接を行うことは可能ですが、画面が大きく据え置きできるPCを使用するのが最適です。
マイク・イヤホン
通常、デバイスにマイク機能・スピーカー機能が内蔵されていますので、別でマイク・イヤホンを用意しなくてもWeb面接の実施は可能です。
ただ、マイク付きイヤホンを使用した方が声が聞き取りやすくなり、こちらの声も鮮明に相手に伝えることが可能です。
カメラ
使用するデバイスによっては、カメラが内蔵されていないケースがあります。Web面接にはカメラが必須となりますので、デバイスに内蔵されていない場合には外付けのWebカメラを用意する必要があります。
使用するツールを選ぶ
Web面接に利用できるツールには、さまざまな種類があります。中でもZoomやTeams、Skype、Google Meetといったツールが有名です。無料で利用できるものもありますが、有料でより便利な機能を搭載しているものもあります。
ミーティングルームを作成し、応募者に共有
Web会議向けのツールをWeb面接に使用する場合、ツール内にミーティングルームを作成します。この際に面接の日時を設定します。
ミーティングルームを作成したら、応募者にURLやIDをメール等で共有します。応募者がWeb面接に慣れていないことも考えられますので、単にURLを送るだけでなく基本的な操作方法も記載しておくと良いでしょう。
Web面接で面接官が注意すべきこと
対面であれWebであれ面接の本質は変わりませんが、Web面接ならではの気を付けるポイントがいくつかあります。Web面接の実施にあたり、面接官が注意したいことについて解説します。
明るい表情を心がける
対面での面接と違い、画面越しの表情はわかりづらく、怖い印象を与えがちです。
そうならないために、笑顔を心がけ応募者が安心して面接を受けられる雰囲気を大切にしましょう。
大きな声でゆっくり話す
応募者が会話をきちんと聞き取れるよう、話をできるだけ端的にまとめ、ゆっくりと大きな声で話すように心がけましょう。
Web面接では対面に比べると感情が伝わりにくい傾向がありますので、普段より少しオーバーアクションを意識して話すと伝わりやすくなります。
カメラを見て話す
画面上の応募者の顔を見て話してしまいがちですが、応募者側から見ると、面接官と目があわないと感じさせてしまいます。
基本的にカメラを見ながら話し、必要に応じて画面を確認するようにしましょう。
どちらから退室するかを伝える
面接が終わったら、退室ボタンを押して面接を終了します。この際、応募者は先に退室してよいのか分からず戸惑ってしまいがちです。
スマートに面接を終了するには、面接官が「退室します」と伝えて先に退室するか、応募者に先に退室してもらいたい場合には「これで面接を終了しますので、退室ボタンから先に退室ください」と伝えるのが良いでしょう。
まとめ
この記事では、Web面接の導入に必要な事前準備と、Web面接時に面接官が注意すべきことを解説しました。
Web面接は、場所や時間にとらわれずに実施できるメリットがあるため、遠方の人を採用したい場合や、手間やコストを削減したい場合に有効的です。
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