はじめに

採用活動に携わっていると、「若手採用」という言葉をよく聞くかと思いますが、詳しく理解できていなかったり、人に説明できない人もいるのではないでしょうか。

今回本記事では、そんな採用担当者のために、若手採用の定義と採用成功のポイントを併せて解説していきます。

ぜひ本記事を参考に、若手人材の確保にお役立て下さい。

若手採用とは

若手採用とは、「年齢的に若い人材を採用すること」といえますが、この年齢が明確に定められているわけではありません。企業によって「若手」の捉え方が異なることがこの理由としてあげられます。例えば、社内の平均年齢が50代であれば、30代前半も、30代後半でも若手に属するでしょう。

大前提として、全ての企業において「若手」といわれる年齢層が一致しているわけではないということを理解しておきましょう。

若手の定義

この、企業によって異なる「若手」の年齢ですが、若手採用における「若手」は一般的に20代から30代を意味していることが多いです。若手採用における若手人材は主に4つに分けられ、それぞれ「新卒」「既卒」「第二新卒」「中途」です。

新卒は、主に大学卒業後初めて就業する人材、既卒は、学校卒業後正社員経験がない人材、第二新卒は、学校卒業後正社員としての就業経験が3年未満の人材、中途は、第二新卒よりも就業経験が長い人材を指します。

学校卒業後に就業経験がある人材は、社会人としてのマナーであったり業務スキルを身に付けていることが期待できるので、一から教育が必要な人材に対して教育コストがかからなかったり、即戦力として期待ができます。

逆に新卒などの就業経験のない人材は、社風や企業文化を素直に吸収しやすく、将来の幹部候補として育成がしやすいでしょう。

若手採用成功のポイント

若手採用成功のポイントは以下の4つがあげられます。

・仕事の魅力ややりがいを理解してもらう

・ワークライフバランスを整える

・年代によって臨機応変な採用プロセスで対応する

・自社で働くイメージを持ってもらう

それぞれのポイントを１つずつ見ていきましょう。

仕事の魅力ややりがいを理解してもらう

若手に関わらず、仕事にやりがいを求めている人材は多いので、自社で行う業務がどのように社会貢献しているか、社会においてどのように役立っているかなどの、魅力ややりがいを伝えることで入社意欲を持ってもらえる可能性があります。

より業務内容を理解してもらうために、該当部署の社員インタビューを行い求人作成に活用したり、面接時に参加してもらうなどといった、アピールを行いましょう。

若手人材は求人サイトや企業のサイトのみならず、SNSで情報収集を行う傾向にあります。そのため、SNSを利用したアピール方法もおすすめです。

ワークライフバランスを整える

ワークライフバランスが保てるような環境づくりを行うことは、若手採用を成功させる為に大切なポイントの1つです。若手と呼ばれる人材に限りませんが、昨今の求職者は、仕事とプライベートを両立できるような働き方を大切にしている為、それが可能な転職先を選ぶ傾向にあります。

働き方の選択肢として、出社だけでなくリモートワークが選択できたり、就業時間を自分の都合で決めらたり、残業時間が少なかったり、有給を取りやすかったりといった職場は、ターゲットとする若手層の人材にとって、魅力的なポイントとなる可能性が高いです。

自社の働き方に改善が必要な場合は、制度を整えたり環境改善をした方が良いかもしれません。

年代によって臨機応変な採用プロセスで対応する

若手採用といっても、その候補者の年齢は様々です。もちろん就業経験の有無やその長さも様々です。

「若手採用」と一括りにしてしまい、採用プロセスまで同様の方法で進めてしまうと、本来であれば必要のない候補者に対しても、スキルチェックやテストを行ってしまったり、それが原因で優秀な人材を逃してしまったりといった恐れがあります。候補者の年齢や就業経験等をしっかり踏まえた上で、それぞれに合わせた採用プロセスで対応していく必要があります。

自社で働くイメージを持ってもらう

ターゲットとする若手の人材に自社で働くイメージを持ってもらうことは大切です。それぞれの求職者によって理想の働き方や職場は異なります。

例えば、社会の役に立つ仕事がしたい人もいれば、好きなことを仕事にしたい、自分が成長できるような環境で働きたい、柔軟な働き方ができる職場がいい、正当に評価されたいなど、様々です。

どのような職場環境、仕事内容を求めているかヒアリングを行い、それに沿った形で自社をアピールができれば、若手人材を獲得しやすくなります。

まとめ

以上、本記事では若手採用って何⁇という疑問をお持ちの方向けにその定義と、若手採用を成功させる為のポイント4点を併せて解説して参りました。

若手採用を積極的に行いたいけど、何から手を付けたらいいのか、どうやって進めたらいいのかわからない、といった採用担当者は是非一度、人財企画までご相談下さい！