はじめに

「Indeedに求人を出しているけれど、応募が思ったより来ない…」「広告費をかけているのに、効果が見えにくい」
そんな悩みを抱える採用担当者は少なくありません。

Indeedはクリック課金型（CPC）の求人検索エンジンであるため、掲載後も「運用」の工夫が採用成果に直結します。重要なのは、出稿して終わりではなく、PDCAサイクル（Plan→Do→Check→Action）を活用しながら継続的に改善していくことです。

今回本記事では、Indeed広告の成果を最大化するためのPDCA運用術について、各ステップで何をすべきかを具体的に解説します。

PDCA運用とは

PDCAとは、以下の4つのステップを繰り返す業務改善のフレームワークです。

• Plan（計画）：目標と施策を立てる

• Do（実行）：計画に沿って実行する

• Check（評価）：数値やデータで振り返る

• Action（改善）：改善点を取り入れて再チャレンジ

Indeed広告では、この流れを高速で回すことが成果に直結します。特に、データが豊富なIndeedでは「Check→Action」の精度が重要です。

PDCAの回し方

■ Step1：Plan（計画）目標とKPIを設計する

まずは、求人ごとに採用の目的と数値目標を明確化しましょう。

設計すべき主な指標（KPI）

• 表示回数（Impression）

• クリック数／クリック率（CTR）

• 応募数／応募率（CVR）

• 採用単価（CPA）

これらのKPIを「応募5件を月3万円以内で獲得する」といったように、費用対効果ベースで設計することが重要です。

例：倉庫作業スタッフの採用で「応募単価6,000円以内／応募10件」と設定

■ Step2：Do（実行）〜求人の作成と広告出稿〜

目標が定まったら、実際に求人原稿を作成し、Indeedに掲載します。ここでは求職者目線での原稿設計がポイントです。

実行時のチェックポイント

• タイトルに「職種＋魅力」を含める

• 条件は明確・正確に記載

• スマホ対応を意識したレイアウト

• CPCの単価設定を適正に調整

また、複数パターンの求人を同時に出してA/Bテストを行うと、応募率の高い原稿を発見しやすくなります。

例：

• Aパターン「週3日OK！倉庫スタッフ」

• Bパターン「未経験OK／日払い可能◎軽作業スタッフ」

Step3：Check（評価）〜数値で効果を振り返る〜

掲載後は、Indeed管理画面上で各数値を分析します。数日～1週間ごとにチェックするのがおすすめです。

分析すべき指標

• CTR（クリック率）：タイトル・求人の訴求力

• CVR（応募率）：原稿内容と条件の魅力

• 表示回数が少ない：キーワードが適切でない可能性

• クリック数はあるが応募が少ない：原稿内容や応募フォームの見直しが必要

ツール活用：Indeedの「レポート機能」や「Google Analytics」と連携して分析も可能

Step4：Action（改善）〜数値に基づいて最適化〜

チェックした結果をもとに、以下のような改善を繰り返します。

改善例

• タイトルをより具体的に変更（例：「倉庫作業」→「日勤／週3～OKの軽作業」）

• 原稿内の写真を追加し、職場の雰囲気を伝える

• CPC単価を微調整（例：35円→45円に上げて表示回数UPを狙う）

• 求人の出稿時間や曜日を最適化（平日昼～夕方がクリック率高い傾向）

• クリック率の高い原稿に絞って予算を集中配分

改善は「1つずつ」「明確な仮説とともに」行うのがポイント

PDCAを高速回転させるコツ

Indeed広告は、掲載後のチューニングが勝負です。下記の習慣を取り入れることで、運用効率が格段にアップします。

高速PDCAのコツ：

• 毎週「応募→クリック→表示」の3指標をチェック

• 原稿は最低2本でA/Bテストを常設

• 改善施策を「変更履歴」として記録

• 代理店や運用パートナーと定例会を設けて分析を習慣化

まとめ

Indeedは「無料掲載」「誰でも使える」プラットフォームである反面、広告効果を最大化するにはプロの運用視点を利用するのも一つ手です。

PDCAを丁寧に回し、数値をもとに改善し続けることが、クリック課金の無駄をなくし、理想の人材獲得につながる近道となります。

「出して終わり」の採用から、「回して育てる」採用へ。Indeedを活用して、採用をもっと成果につなげていきましょう！

Indeedの運用代行なら人財企画！