採用マーケティングって何⁇注目されている背景やメリットを紹介‼
2024.6.28
目次
はじめに
近年注目されている採用マーケティングとは、言葉通り採用活動+マーケティングといった新しい採用活動の手法で、取り入れることでメリットも得られるので、取り入れている、取り入れを検討しているといった企業も多いのではないでしょうか。
そこで、今回本記事では、採用マーケティングの意味や、近年注目度が上がってきている背景、そして取り入れることによって得られるメリットまで、併せて解説していきます。
採用マーケティングとは
採用マーケティングとは、前述でも少し触れましたが、採用活動にマーケティングの考え方や手法を取り入れることです。
皆さんが知っている一般的なマーケティングは、顧客にサービスや商品を認知してもらうことを目的として活用される手法かと思います。興味を持ってくれた消費者に購入され、そこからまたさらに紹介などを通じて広まっていくイメージかと思います。
採用マーケティングは、求職者に認知され、好感を持ってもらうことが目的となります。自社を認知してもらうことから始まり、いいなと思ってくれた求職者から応募が来ます。そして選考といったプロセスを経て、入社、定着、企業の魅力を発信、といった一連の流れを目標に戦略を立てていきます。
①認知
②興味・関心
③応募
④選考
⑤内定
⑥内定承諾
⑦入社
⑧活躍
⑨愛着
⑩自社の魅力発信・紹介
採用マーケティングの流れは、上記のようなイメージとなります。
近年注目されている背景
採用マーケティングが注目されるようになった背景としては、労働人口の減少や、仕事に対する求職者の価値観が時代とともに変化し多様化したことがあげられます。
少子高齢化
現在の日本は、少子高齢化が進んでおり、それに伴い労働人口も減少傾向にあります。採用の競争率が高くなってきている中で、求職者からの応募を集めるには様々な採用活動の工夫が必要です。
今すぐの転職を考えている層のみならず、潜在層にもアピールをしファンを作っておくことで、未来の人材の心を事前に引き寄せておくことが求められます。
その為、転職潜在層を対象とした採用マーケティングも注目されています。
多様化する求職者の価値観
求職者の仕事に対する価値観は、年々多様化傾向にあり、企業に求めるものは「柔軟な働き方」や「社会貢献できる事業内容」など様々です。
時代の変化と共に求職者の価値観も多様化してきているため、給料がいい、認知度が高い、といったアピール方法だけでは、必ずしも応募が来るとは限りません。求職者の価値観を把握し、それに沿ったアピール方法で自社の魅力を発信できるように、マーケティングの考え方を取り入れた採用マーケティングが必要とされています。
得られるメリット
採用マーケティングを取り入れることによって得られるメリットは、主に3つあります。
・応募数増加
・自社とマッチした人材採用
・採用コスト削減
1つずつ解説していきます。
応募数増加
前述でも触れたように、採用マーケティングのターゲットは幅広く、転職潜在層にまで及びます。今すぐに就職や転職をしたいと考えている層のみをターゲットとしていた従来の採用活動に比べて、ターゲットの幅が広がることで、より多くの応募が集められます。また更に、未来の人材に向けてもアピールができる為、将来的にもスムーズな人材確保が実現しやすくなります。
自社とマッチした人材採用
採用マーケティングでは、自社の理念や社員紹介、職場環境、社風などの情報も発信していきます。採用情報のみならず、様々な自社に関する情報を発信することで、求職者の自社への理解が深まり、自社とマッチする人材獲得に繋がりやすくなります。
マッチ度が高ければ高いほど、早期離職のリスクも回避できますし、入社後の活躍にも期待ができます。
採用コスト削減
採用マーケティングを取り入れることによって、自社にマッチする人材を採用でき、早期離職を防げた場合、将来的な採用コストや教育コストを削減することができます。
採用マーケティングで作成したコンテンツは何度も使用が可能であるため、知識や経験が蓄積されます。そのため、コストを抑えながら且つ、質の高い採用活動を続けていくことが可能になります。
まとめ
以上、本記事では、採用マーケティングの意味や、近年注目度が上がってきている背景、採用マーケティングを取り入れることによって得られるメリットを解説して参りました。今後導入を検討している企業の採用担当者の皆さんも、本記事にて初めて知った企業の採用担当者の皆さんも、ぜひ本記事を参考に採用活動に役立てて下さい。
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