採用コストって何⁇その削減方法やポイントを解説
2024.7.26
目次
はじめに
採用コストとは、文字通り採用活動にかかった費用のことです。自社の採用コストが、かかり過ぎているのではないかといったお悩みを抱えている採用担当者の方も少なくないのではないでしょうか。
そこで、今回本記事では、採用コストとは何なのかと、その削減方法を解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
採用コストとは
採用コストとは何なのかを、まず解説していきます。
採用コストと採用単価の違い
「採用コスト」とは、採用活動でかかった費用のことで、内部コストと外部コストに分類されます。
「採用単価」とは、採用者1人当たりの採用コストのことを指します。
●採用コストの算出方法
採用コスト = 内部コスト + 外部コスト
●採用単価の算出方法
採用単価 = 採用コスト ÷ 採用人数
内部コスト
社内で発生する採用活動に関わる費用のことを「内部コスト」といいます。
内部コストの割合の多くは人件費が占めているので、採用活動に携わるメンバーを減らせばコスト削減が可能です。しかし、採用メンバーの1人当たりの業務負荷が増えてしまうので、候補者対応が遅れるなどといった影響が出てきてしまう可能性もあります。
●内部コストの例
・採用活動に携わるメンバーの人件費
・リファラル採用のインセンティブ
・候補者の交通費
・候補者対応で発生した通信費や郵送費
・内定者等との懇親会などの交際費
外部コスト
採用活動でツールやサービスを利用した際に発生する、外部に支払う費用のことを「外部コスト」といいます。採用活動では、自社では対応できない、自社は持っていないといったような、専門的な技術や知識に頼るための費用がかさむ傾向にあります。
しかし、そういったサービスを利用しないとそもそも採用活動が行えなかったり、応募が集まらない企業もあるため、採用コストを抑えられるように自社が必要とするサービスをよく検討することをおすすめします。
●外部コストの例
・採用サイトやパンフレットなどの制作費
・求人サイトへの広告掲載費
・転職イベントへの出展費用
・内定者が参加する外部研修費
・採用管理システムやオンライン面接ツールの導入費
採用コストの削減方法
限られた予算の中で採用活動を行うには、採用コストで無駄となっている部分を削ったり、採用効果を高めたりすることが求められます。
採用コストの削減方法としては主に次の6つがあげられます。
・採用サイトを強化する
・リファラル採用をする
・ソーシャルリクルーティングをする
・求人媒体を見直す
・選考プロセスを見直す
・カジュアル面談を行う
それでは、1つずつ見ていきましょう。
採用サイトを強化する
自社の採用サイトを強化して、自社サイトからの応募が増えれば、求人広告の掲載などのサービスを利用しなくても採用が可能になるので、外部コストの削減に繋がります。
リファラル採用をする
リファラル採用とは、自社社員に知人や友人を紹介してもらい、通常通りの選考を実施して採用を行う採用方法のことです。外部サービスを利用しての採用ではないため、コストの削減に繋がります。
ソーシャルリクルーティングをする
ソーシャルリクルーティングとは、XやFacebook、Instagram、最近ですとTikTokなどのSNSを活用して採用活動を行うことで、「SNS採用」とも呼ばれています。
SNSは無料で使えるサービスなので、SNSで企業情報や求人情報を発信すれば、コストをかけずに自社の認知度を上げることも可能です。こちらも、外部サービスを利用しての採用ではないため、コストの削減に繋がります。
求人媒体を見直す
求人媒体には、Web求人サイトや求人検索エンジン、ハローワーク、人材紹介など様々な種類があります。
無料で利用できる求人媒体もあれば有料のものもあり、料金や特徴もそれぞれで異なるので、採用コストをかけずに採用成功を目指すには、自社に適した求人媒体を選択する必要があります。
選考プロセスを見直す
採用に携わるメンバーの人件費の削減には、選考プロセスの見直しを行うことをおすすめします。
採用担当者や面接官、経営層など、採用に関わる人が増えたり時間がかかればかかるほど人件費もかかるので、選考プロセスを省いたり効率化したりすると、内部コスト削減に繋がるでしょう。
カジュアル面談を行う
内定が確定した候補者との間にミスマッチが生じて早期離職されてしまうと、採用コストや教育コストが無駄になってしまいます。その為、採用選考前にカジュアル面談を行い、相互理解を深めておくことが大切です。
まとめ
以上、本記事では、採用コストとは何なのかと、その削減方法を解説して参りました。現在の採用活動において、コスト面でお悩みの採用担当者はぜひ参考にしてみてください。
自社だけでの採用活動が難しい、改善点がわからない、何から手を付けたらいいのかわからない、効果的な採用活動を行いたい、などといった様々な採用に関するお悩みを抱えている採用担当者は、ぜひ一度人財企画までご相談下さい!