採用担当者必見⁉採用ペルソナって何?そのメリットとは?
2024.5.21
目次
はじめに
採用担当者の皆さんであれば、採用活動を成功させる為に重要な「採用ペルソナ」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。しかし、ワードだけ知っているけど何のことかは理解していない、作り方がわからない、難しいので手を出せていない、そんな企業も少なくないかと思います。
採用ペルソナを活用することで、数多くのメリットが得られます。採用ペルソナとはどんなものなのかをしっかりと把握して、ぜひ採用活動を成功させて頂きたいです。
そこで、本記事では採用ペルソナとは何なのか、そのメリットを併せて解説していきます。
採用ペルソナとは?
採用ペルソナとは、企業が求める人材のスキルや経験だけでなく、年齢、性別、居住地や、ライフスタイル、価値観、趣味などの個性や人柄といったパーソナリティなども含め、細かく設定した採用したい人物像のことです。
この、採用ペルソナを作成することを、採用ペルソナの設計といいます。採用ペルソナの設計は、広告求人効果を高めたり、社内の採用基準をしっかり統一してミスマッチを防ぐために重要なはたらきを担います。
ここまでの解説を読んでいて、採用ターゲットと採用ペルソナって何が違うの?と思った方もいるかと思います。簡単に説明すると、採用ターゲットとは、特定の人物を絞るものではなく、性別や年齢などの特定の属性をもつ「層」を絞るものなので、採用ペルソナと比べると人物像が細かく設定されているわけではありません。
採用ペルソナを設計するメリット
では、採用ペルソナを設計すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。1つずつ詳しく見ていきましょう。
求職者の立場で考えることが出来る
採用ペルソナを設計すると、求職者の視点を持つことが出来るので、下記3つの点について考えられるようになり、就職先・転職先としての価値を見える化することが出来ます。さらに、自社のアピールポイントとなる情報と求職者が求める情報のギャップもしっかりと把握することが出来ます。
1.求職者が抱えている不安や悩み(仕事、職場、キャリアなど)
2.求職者が価値を感じる企業像
3.就職・転職することで実現させたい理想の状態
例えば、採用ペルソナを設計し求職者視点で考えてみると、次のように求職者の悩みや自社の価値を考えることが可能です。
【悩み・不安】
業務量が多くほとんど毎日終電で帰宅している。職場全体の雰囲気としてワークライフバランスなんて考えている人はいない気がして、上司にも相談できなかった。プライベートを充実させて、今より精力的に仕事に取り組めるように転職を考えた。
【転職先としての価値】
ワークライフバランスを重視している社員が多く、ほとんどの社員が定時で帰宅している。一人で業務を抱え込まないように、社員間で業務の進捗状況を共有し合っている。月に1度、上司との面談を実施しているため、コミュニケーションも問題なく行えている。
【転職を機に得られる結果】
月の残業時間はほとんどなく、当たり前のように定時に帰れるようになる。ワークライフバランスを重視している仲間ばかりのため、お互いへの理解度も高く居心地の良さを感じられる。上司とのコミュニケーションもしっかり行えるため、悩みや不安が大きくなる前に相談できる。
求職者に求める条件が明確になる
採用ペルソナを設計すると、求職者の悩みや志向が具体的になるため、求職者に求めているポイントが明確化できます。
例えば、採用ペルソナを設計せずに、自社のメリットをただひたすらに記載していくだけでは、誰にも響かずに見てもらえない可能性が高まります。ですが、採用ペルソナを設計した場合、ピンポイントで該当する求職者に刺さるようなメッセージをアピール出来るので、興味を持ってもらえる可能性がアップします。
求める人物像の相違がなくなる
採用担当者以外に、採用活動に関わる社員が数名いる場合、採用ペルソナを設計しておくと、社内で求める人物像に対する共通認識が持てるので、当てはまらない人材を採用してしまうことの防止策にもなります。
例えば、求める人物像の中に「主体性を持っていること」があった場合、採用担当者や採用に関わる人によって解釈が異なり、採用・不採用の判断にもバラつきが出てきてしまうでしょう。
【主体性の解釈】
A社員・・・指示される前に考えて業務に取り組める
B社員・・・自分の意見を提案し、周りの意見も聞きながら業務を進められる
C社員・・・自分の考えをハキハキと言える
ですが、ペルソナ設計をしていれば、「主体性」の意味が具体化され、解釈が統一化されるので、選考基準が明確化されたり、社員による判断基準のバラつきも改善されます。
【採用ペルソナ】
先の事を考えながら業務が行えたり、報連相がしっかりしていたり、常に自らがやるべきことを探し上司に指示を仰げる人
自社に合う人材採用ができる
採用ペルソナを設計することによって、自社が求める人物像が明確化できるので、より自社に合う人材を獲得することができます。
採用ペルソナの設計をすることで、求職者の観点から考えられたり、採用に関わる自社の社員間での認識を統一化できるので、自社が求めている人物像をよりクリアにすることが出来ます。さらに、求めている人物像に合わせたポイントをアピールできるので、より効率的な採用活動が行えます。
まとめ
以上、本記事では採用ペルソナとは何なのかと、そのメリットに関して解説して参りました。ターゲットをより絞ったこの採用ペルソナを活用する事で、ここでは解説しきれなかったメリットが他にもたくさんあります。採用担当者の皆さんからしたら、活用するしかない最高のツールだと思います。
ですが、いざ取り入れようとすると意外と難しかったりもします。そんな時のためにプロは存在します!採用活動でのお困りごとは、お気軽に人財企画までご相談下さい!貴社の効果的な採用活動を、ぜひお手伝いさせてください!