はじめに

転職を考えている求職者は、転職先に一体何を求めているのだろうか、と考えたことのある採用担当者は多いのではないでしょうか。応募が集まらない、採用過程や内定後に辞退されてしまう、など求職者に何をアピールしたらいいのかわからない、といったお悩みも良く耳にします。

そこで今回本記事では、転職を考えている・転職活動中の求職者が、企業に求めていることについて詳しく解説していきます。

求職者の転職理由

近年、新卒で就職した会社で定年まで働き続けるという考え方は減少傾向にあり、多くの人が転職を経験する世の中に変わりつつあります。

転職の理由として上がってくる、最も大きな理由は「給与の低さ」です。それに次いで、「仕事内容」「会社の将来性、安定性への不安」などが上げられます。

「給与の低さ」はモチベーションにも影響してきますし、生活にも直接関係してくる部分なので、よりよい給料を求めて転職を考える人が多いのでしょう。

そして、転職者が入社を決める理由となるのは「希望の勤務地であった」が最も多く上げられます。次いで、「給料の良さ」「休日や残業時間が適正範囲で生活にゆとりができる」などが上げられます。給料の低さを理由に転職活動を始めた人たちは、「給料の良さ」で入社を決めている人も多いのでしょう。

転職理由の上位3つが「給料の低さ」「仕事内容」「会社の将来性、安定性への不安」ですが、入社を決める理由としてあげられたものは、全体的に勤務条件に関する内容となっています。

この結果からわかるように、「ワークライフバランスを崩さないように、かつ生活水準を落とさず自分の価値観を守って働きたい」と考えている人が増加傾向にあることがわかります。常に求職者の動向を意識し、求職者の価値基準の変化に対応していくことが大切です。

求職者が企業に求めるポイント

選考時

求職者が転職活動で企業に求めるポイントの中でも、いくつかに分類されますが、選考時にやり取りや面接などで、接点を持つ社員に対して求めるポイントの中で最も多い意見が、「威圧的でない、親しみやすい」です。

求職者は選考時に、採用担当者とメールなどでやり取りしたり、面接官と直接関わることになります。採用担当者や面接官の印象が悪い会社は、企業のイメージに悪影響を与えかねません。さらには、選考辞退などにも繋がる可能性があるので、細心の注意を払い、しっかり意識することが大切です。

選考

求職者が転職活動で、選考のフローに関することで企業に求めるポイントとしては、「入社日の希望を聞いてくれる」ことが最も多く上げられます。続いて、「応募・面接の返信、対応が早い」「面接の内容」が上げられます。

一社に絞って転職活動をしているといった求職者は少ないです。その為、選考の過程で求職者側もいくつかの企業をじっくり比べています。企業も求職者と同じく、選ばれる側でもあることを忘れてはいけません。会社の代表として求職者と接する、採用担当者や面接官は、その自覚をしっかり持つことが大切です。

求職者に対して、誠実さを忘れないことと、求職者一人一人にしっかりアプローチすることが大切です。

まとめ

以上、今回本記事では、転職を考えている・転職活動中の求職者が、企業に求めているものについて詳しく解説して参りました。ぜひ参考にしてみて下さい。

労働人口の低下や、企業の求める人材の高度化など、ほとんどの企業では採用難の壁にぶつかっているかと思います。

採用難だからこそ、「自社が求めている人物とは一体どんな人物なのか？」「なぜそのような人材が必要なのか？」など、一度深く考え見直してみることをおすすめします。

採用活動や求人に関するお悩みは、迷わずプロに相談することが効率的に採用活動を成功させる為の近道になります。現在、小さなことでもお悩みを抱えている採用担当者は、ぜひ一度人財企画までご相談ください！弊社が全力でサポートさせて頂きます。