ソーシャルリクルーティングとは?メリットや導入の注意点も解説!
2024.2.22
現在、さまざまなSNSが登場しており、日本でのSNS利用者数は全世代で約7割に上ります。特に10~30代の若年層のSNS利用率は9割を超えています。そんな中、SNS利用者の増加に伴い「ソーシャルリクルーティング」と呼ばれるSNSを活用した採用活動を取り入れる企業が増えています。今回は、SNSを活用した採用活動の方法と、導入のメリット・注意点をお伝えします。
目次
ソーシャルリクルーティングとは
ソーシャルリクルーティングとは、SNSを活用した採用活動のことです。ソーシャルリクルーティングに使用されるSNSは、Facebook、X(旧Twitter)、Instagramなどが挙げられます。SNSごとに特徴があり、Facebookは30代から50代の利用者数が多く、XやInstagramは10代から20代前半の利用者が多いなど年齢層も異なるため、採用ターゲットに合わせたSNSを選択することがポイントです。
SNSを活用した採用活動
SNSを活用した採用活動の方法には、大きく分けると3つあります。
情報発信ツールとしての活用
一つ目は、企業のことを知ってもらうための情報発信ツールとしての活用です。企業のSNS公式アカウントを活用し、商品情報やイベント情報といった情報発信のほか、社員の働く様子を伝えたり、求人のアナウンスをSNS上で行うこともあります。
採用専用メディアとしての活用
こちらは企業の公式アカウントとは別に、採用専用のアカウントを作成し運用する方法となります。福利厚生や働き方に関する求職者が知りたい情報を発信したり、会社説明会や採用試験の実施日時を発信することに使用されます。
他アプリと連携しての活用
近年、様々な求人アプリがリリースされており、中にはSNSと連携して活用するアプリがあり、企業はSNS公式アカウントを使って求人アプリを利用します。求職者側も、SNSアカウントと連携させることで、アプリ上でアカウントをつくる必要がなく求人に応募できます。
ソーシャルリクルーティング導入のメリット
導入する企業が増えているソーシャルリクルーティングですが、導入することでどんなメリットが得られるのか、詳しくみていきましょう。
採用コストの削減
求人サイトへの掲載や人材紹介サービスの利用にはコストが発生しますが、SNSの場合、自社のアカウントを作って情報を発信したり求人募集を行っても費用はかかりません。SNSを上手く活用して応募者を集めることができれば、採用コストの削減に役立つでしょう。
企業の魅力をアピールできる
SNSでは写真や動画を自由に発信できることから、求人票や会社パンフレットだけでは伝わらないような企業の魅力を求職者に伝えることが可能です。例えば職場の雰囲気を感じられる写真や動画を使用したり、商品開発のエピソードを公開したりと、職場のリアルな姿を伝えられる点が特徴です。
ミスマッチの防止
SNSで企業のリアルな情報を求職者に伝えていくことで、入社後のミスマッチによる退職を減らすことが期待できます。
また、求職者側の投稿を通して、趣味嗜好、考え方など、履歴書や面接だけでは見えにくい人柄を知ることができ、自社の文化や価値観との相性を見極めることにも役立ちます。
ソーシャルリクルーティングの注意点
炎上のリスクがある
ソーシャルリクルーティングは、企業の魅力を自由にアピールできたり、コメントやリアクションによって互いにコミュニケーションを取れたりするメリットがある一方で、配慮に欠けた投稿をしてしまうと、炎上して企業イメージを低下させる恐れがあります。
ソーシャルリクルーティングを実施する際は、社内でSNSの運用ガイドラインを定め、コンプライアンスを意識した投稿を行っていくことが必要です。
運用に手間がかかる
ソーシャルリクルーティングを効果的に活用するには、こまめに情報発信することが必要です。SNSを運用することの手間や、運用担当者を確保しなければならない点がデメリットとなります。
まとめ
本記事では、今話題のソーシャルリクルーティングとは何か、導入のメリット、注意点を解説しました。採用コストの削減や、ミスマッチ防止など、様々なメリットがある一方で、導入の際には担当者を用意したりルールを定めるなどの事前準備もしっかり行う必要があることを意識しましょう。
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