はじめに

「Indeed広告って大手企業向けでしょ？」
「広告費が高そうで、うちには無理かも…」

そう思っている中小企業の採用担当者の方も多いかもしれません。ですが、実はIndeedは中小企業にこそ向いている採用ツールだということをご存じでしょうか？

クリック課金型のスポンサー広告をうまく活用すれば、少額の予算でも求める人材を効率よく採用することが可能です。

そこで、今回本記事では、Indeed広告を活用して成功した中小企業の事例を交えながら、予算を無駄にせず成果を出すための運用ポイントをご紹介します。

Indeed広告とは？

Indeed広告（スポンサー求人）は、クリック課金型（CPC）の広告モデルで、求人がクリックされたときにだけ費用が発生する仕組みです。

• 求人掲載は無料でできる

• 有料にすると表示順位が上がりやすくなる

• 予算は日額1,000円〜から設定可能

• 自社採用サイトと連携して掲載も可能（オウンドメディアリクルーティング）

そのため、「求人は出したいけど大手媒体のような数十万円の掲載料は出せない」という中小企業や小規模事業者にとっても利用しやすいのが特徴です。

成功事例

①：飲食店（個人経営）／採用単価 約5,000円

都内でカフェを経営するオーナーが、長く求人を出しても応募が来ず、困っていたところでIndeedを活用。

• 職種：カフェホールスタッフ（アルバイト）

• 広告予算：日額1,000円 × 7日間

• 結果：10件以上の応募、2名採用

この事例では、求職者目線の原稿改善とキーワード最適化が鍵でした。タイトルには「週3日〜OK」「駅チカ」「未経験歓迎」などのワードを盛り込み、求職者が検索しやすい言葉に言い換える工夫を加えました。

さらに、求人詳細ページでは1日の業務の流れや写真つきの職場紹介を掲載し、安心して応募できる環境をアピールしたことで、短期間で多くの応募を獲得できました。

成功事例②：地方の製造業（従業員20名）／採用単価 約7,000円

地方の中小製造業では、地元での人材不足が課題でしたが、Indeed広告を通じて求職者層へのリーチを広げました。

• 職種：倉庫内軽作業スタッフ（契約社員）

• 広告予算：日額2,000円 × 14日間

• 結果：20件以上の応募、4名面接、2名採用

この企業では、職場の雰囲気を伝えるために社員インタビューや「よくある質問」コーナーを追加し、不安要素を払拭。また、「車通勤OK」「冷暖房完備」「残業なし」などの地元求職者が気にする条件を強調することで、地元の人材からの応募が集まりました。

Indeed広告運用のポイント

① 少額でも「キーワード設計」が命！

Indeed広告は検索キーワードと求人内容のマッチングが重要です。
「スタッフ募集」「製造業」など曖昧なタイトルでは埋もれてしまいがちです。

✔ ポイント：

• 求職者が検索しそうなワードを調査

• 「勤務地＋職種＋条件」をセットで入れる（例：愛知 工場 日勤）

• 求人原稿内にもキーワードを散りばめる

運用代行業者などでは、Googleの検索データやIndeedの分析ツールを使って、最適なキーワード設計を行うことも可能です。

② 原稿に“安心感”を入れる

中小企業の求人で多いのが、内容が簡潔すぎて情報が足りないケース。応募者は「この会社で働く自分」が想像できないと、応募に至りません。

✔ 具体的に書くべき情報：

• 仕事内容（1日の流れ）

• 給与・シフト・福利厚生の詳細

• 職場の雰囲気（年代・男女比など）

• 先輩社員の声／未経験者の例

• 選考の流れ（応募後のステップ）

特に求職者が不安に感じやすい「未経験OK」「サポート体制あり」などのキーワードを強調することが大切です。

③ 効果測定と改善が必須

Indeedでは、以下のような指標が確認できます。

• 表示回数（インプレッション）

• クリック率（CTR）

• 応募数・応募率

• 採用単価（CPA）

これらのデータを元に、「クリックは多いが応募が少ない」などの状況を把握し、原稿や広告の改善を繰り返すことで、費用対効果が大きく向上します。

※効果測定を定期的に行い、広告のON/OFFやCPC単価の調整ができる点は、大手求人媒体にないIndeedならではのメリットです。

運用が難しい場合はプロへ

Indeed広告は自由度が高い反面、最適化の知識と継続的な運用スキルが求められます。社内で対応が難しい場合は、Indeed認定パートナーの運用代行会社に依頼することで、成果を最大化できるケースもあります。

◆ 運用代行でできることの例：

• キーワード設計

• 原稿の最適化

• 広告運用（入札調整・A/Bテストなど）

• 効果測定とレポート提出

• 採用単価の改善提案

中小企業でも、月数万円の小規模予算から対応可能な代行会社も多いため、無理なく始めることができます。

まとめ

Indeed広告は、予算の大小に関わらず「求職者に届く求人を出せるか」が成否のカギです。
「求人を出しても応募が来ない…」という状況から脱却するには、キーワード設計・原稿作成・効果測定といった一連の運用が重要です。

中小企業でも十分に成果が出せるIndeed。必要に応じてプロのサポートを受けながら、採用効率を最大化する運用をぜひ検討してみてください。

プロのサポートが必要な企業様は、ぜひ人財企画までご相談ください！